ほとんどの人に開脚はいらない

こんにちは。SPTの小野寺です。

今回は前回の続きです。

前回、SPTのトレーニングは

【怪我をさせない】

ことを大前提とし

【動きのクセを治す】

事をするとお伝えしました。

トレーニングというと、筋肉をつけることや、柔軟性をつける事にフォーカスされます。

もちろん手段として必要ではありますし、筋肉はあった方がいいし柔軟性もあった方がいいです。

しかし、現状で身体が柔らかい人や筋肉がたくさんある人でも、怪我をしている人はたくさんいます。

反対に、身体が硬くても全然怪我しない人も多くいます。

私の場合、身体がすごく柔らかいわけでもないのですが、格闘技をしていても大きな怪我はありませんでした。

もちろん運も良かったのもあるのと、若いうちに現役の舞台から退いたのもありますが、

身体の使い方自体は負担の少ないように練習していました。

トレーニングも現役の途中からウェイト系よりも身体の使い方を学習するピラティスなどを学び始めました。

例えば、開脚がベタっと出来たとしても、怪我しやすい人の特徴としては、自身の股関節の可動域以上に脚を動かしてしまったり、

開脚が出来ているのは股関節の可動域で出来ていないケースや股関節がルーズになっているケースなどです。

反対に、異常に硬くてもその範囲でしっかり股関節を動かしていたり、安定するべき筋肉がしっかりしていれば怪我を防げると考えます。

よく開脚出来ると怪我しずらくなると思い、無理に始める人もいますが、怪我をしないためには開脚はほぼ関係ありません。

もちろんやっているスポーツにもよりますが、普通の生活をする上では特に必要のない動きの1つです。

開脚よりも、関節の動かし方と安定させる筋肉の強化の方が100倍大切だと私は考えています。