膝痛と足首

こんにちは。SPTの小野寺です。

今回は膝痛と足首についてです。

このシリーズは何度かお伝えしていますが、復習の部分と足首の動きについて少し詳しくお伝えします。

何度もお伝えしている通り、膝の痛みは膝からきていないケースがほとんどで、肩や腰も同様です。

根本から良くするには、関連部位を良くする必要があります。

膝に関しては、痛みがはしる動きを観察する必要があります。

・伸ばすと痛いのか(あるいは伸びない)

・曲げると痛いのか

・しゃがむと膝の内側が痛いのか

・階段を上ると痛いのか

色々なパターンがありますが、そもそもの膝の動きを理解してみましょう。

膝の動きは何種類?

膝の動きは

① 膝を曲げる(屈曲)

② 膝を伸ばす(伸展)

③ 軽度に内捻り(内旋)

③に関しては軽度なので、主要な動きは2つになります。

ここで整理すると、

・しゃがんで膝の内側が痛むケースは、膝の捻れが過度に起こっている可能性があり

・曲げ伸ばしで痛むときは、実際に仰向けで膝の曲げ伸ばしをしてみる。
この時90°以上曲がれば実際の可動域は問題ない

足首にはどんな動きがあるのか?

膝関節に近い足関節(足首)には、どんな動きがあるでしょうか?

① 底屈(背伸び)

② 背屈(甲がスネに近づく動き)

③ 内反(親指が浮く。よく捻挫する方向)

④ 外反(内反の逆)

の動きが主に存在していて、その他にもこれらの動きを組み合わせた内がえしや外がえしもあります。

多様に動く足関節と、曲げ伸ばしの膝関節ですが、多くの方をチェックした際に、膝の問題よりも足関節の問題が強い人が多いです。

整形外科の診断で何もない場合は、足関節を良くすれば治るケースが多いです。

まずは仰向けで膝をチェックして、問題なければ足首を回すところから始めてみましょう。