トレーナーの立場とは?

こんにちは。SPTの小野寺です。

本日は昨日(今日!?)の続きです。(笑)

前回のブログでは、格安店にするには、それ相応の仕組みがないと出来ないとお話しました。

ただ格安にすると、

・従業員に配分する報酬が減る

・大量採用せざるを得なくなり、従業員の質も落ちるため、結果お客様満足度が減る

安易に格安にすると、主にこの2点がリスクとしてあります。

実際に以前私が委託していたフィットネスクラブさんの何社かは、それに陥っていた傾向がありました。

ただ、全ての格安店が悪いわけではなく、キチンと仕組み化されている企業があります。

そういう所を私自身は見本としていきたいと思っています。

お客様に価値を提供するには、トレーナーの立場を意識する事が大切

開業に関する質問や、トレーナーへの質問に答える時、また私自身が常に意識することは

【セッション中の主役はお客様だ】ということ。

よく他のトレーナーで、セッションが上手く行かなかったりお客様との関係が上手く行かないときに、

【私はこういうふうに言ってるのに…】

と言うトレーナーを何名かみてきました。

これ、成功した時は

【ほらね、私の言ったとおりでしょ】

となります。

これを意味づけすると、

【貴方が良くなったのは、私のおかげ】

となるわけです。

そういうトレーナー、すごい違和感と不快感を感じます。(笑)

セラピストやトレーナー、特にトレーナーはお客様の結果が出た時はお客様のおかげであって、

トレーナーはただヒントを言っているだけに過ぎません。

それは専門家が専門的な事を助言するのは普通のことで、それを実行に移すのはお客様本人です。

だから、トレーナーは普通の事をしていて、お客様がキチンと結果を出したわけです。

もちろん、結果が出ない時にトレーナー側に全ての責任があるとも、そんなきれい事も思っているわけでもありません。

結果が出ないケースは、

・トレーナー側の助言が悪い

・お客様側の実行不足

・上記2つともに当てはまる時

この3つです。

話を戻すと、

トレーナーというのは主役ではなく【黒子】なわけです。

だからトレーナーになりたいのに、

【人に感謝されたい】

なんて言う人もいるのですが、これも違和感だらけです。

私も感謝の言葉を頂く事は、嬉しくてその言葉に励まされていますが、

その動機が先にくるのは、人からの承認を求めているのと同じです。

感謝の言葉が無くても、キチンと価値を届けて満足してさえくれれば、頂かなくてもとてもやりがいを感じられる仕事です。

トレーナーは承認をもらう事よりも、キチンと人の問題解決のために考える事だと私は思います。

最後まとめると、

安易に格安や大量採用をすると、絶対質が落ちるので、キチンとした仕組みを考えた上で行うのが大切ですねというお話しでした。