腰痛と背骨の動きはとっても関係あります
こんにちは。SPTの小野寺です。
今回は腰痛と背骨について。
SPTに来てくださっている方の中でも、腰痛の悩みを抱えている人は大半です。
腰痛には様々根本の原因がありますが、背骨の要素も多く存在します。
人間の背骨は24個ついていて、大きく2つの動きと各4つの機能があります。
頸部(首)の動き
・屈曲(下を向く)
・伸展(上を向く)
・左右回旋(横を向く)
・左右側屈(首を傾げる)
胸腰部(体幹)の動き
・屈曲(洗面台で顔を洗う時など屈める動き)
・伸展(高いところに手を伸ばし物を取ろうとする動き)
・左右回旋(後ろから誰かに呼ばれて振り返る動き)
・左右側屈(電車の端に座り、横に寄りかかる動き)
皆様はどの動きで腰痛が起こるでしょうか?
この4つの機能を、頸から腰までついている24個ある背骨のチームワークで働いています。
この24個ある背骨は、大きく3つの名称があります。
・頚椎(首の骨) 7個
・胸椎(背中の骨) 12個
・腰椎(腰の骨) 5個
さて、こうみると腰椎(腰の骨)の数が少ないですね。
単純に考えてみて、骨の数が少ないという事は動ける幅も少ないという事です。
感が鋭い人はお気づきかと思いますが、腰椎付近が痛む方は腰椎を動かしすぎて痛めている可能性が高いということです。
逆に背骨の数が多い胸椎(背中の骨)の可動域が狭い可能性があるため、胸椎の動きをカバーして腰椎を動かしている可能性があります。
ここで考えられるのは、腰のマッサージが悪いわけではありませんが、
それだけを行っているというのは良くならないどころか、逆に悪化されかねません。
マッサージするのなら、いかに周辺部位を行うこと。
そしてもっと言えば胸椎の動きを良くするにはそれ用のトレーニングをする事が一番早い解消方法です。
マッサージで気持ちよくすぐ楽になる感覚も大切ですが、
トレーニングによる根本改善をする事が中長期的にみた腰痛改善になるのです。