身体を正しく運転しよう
こんにちは。SPTの小野寺です。
今回は身体を車に例えたお話しです。
お客様の中には、何十年前は超スポーツマンだったのに、今では筋肉が全然衰えちゃったよ!
と言う方が多くいます。
もちろんそれもありますが、それよりももっとも重大な原因は、運転手自身(本人の身体の操作)の操作が鈍ってしまった事です。
例えば、呼吸一つにしても、私が【息を吐いてみてください】と伝えても、
【どうやって吐けばいいんですか?】
と聞かれる事があります。
普段から息を吐けてれば平気なのですが、普段から緊張気味だったりすると、ついつい息を吐き忘れたりしてしまいます。
とはいえ人間は呼吸をしないと生きていけないので、生命維持程度は無意識に出来ているはずです。
しかし、呼吸は生命維持だけでなく、肩こりや腰痛、更にはお腹を凹ます効果だってあるのです。
このタイプの方に私は、私自身が吐いている姿を見せることでだんだん出来るようになってきます。
このくらいで出来るようになるということは、単に吐き方を忘れているだけなのです。
ペーパードライバーの人が久々に車に乗ると、
【あら?アクセルどっちだっけ?】
となるようなものです。
車自体は久々に乗っても、多少錆びれていても動きますよね。
人間の身体も同じで、車体(身体)をどうにかする前に運転手(脳)が操作に慣れることから運動を始めることです。
呼吸で言えば、呼吸機能自体の改善に取り入れるまえに、息の吐き方吸い方をキチンとやるところからが本当のスタートになります。
こういう地味な事を、多くのスポーツジムや整体は省きがちになっています。
トレーナーやセラピストは高い技術を持っている人が多いですが、先にこういった地味な事をしないと、いくらボディが良くなっても
ペーパードライバーが新車を運転するのと同じで、
ペーパードライバー脳が整った身体を動かせば、また事故(痛める)を起こしそうじゃありませんか?
そうならないためにも、身体の使い方というのを私のセッションでは大切にしています。