筋膜という繋がり②

こんにちは。SPTの小野寺です。

今回は一昨日の続きです。

筋膜とは?

おさらいで、筋膜は電車の線路のようなものです。

線路の滑りが悪いと列車はスムーズに進まないように、筋肉もうまく伸び縮みしてくれません。

筋肉の伸び縮みをサポートする役割を筋膜は行ってくれています。

筋膜の流れが悪いとどうなるか

まず全体として、人間には骨がありますね。

206個ある骨を靭帯や筋肉で繋いでいき、それが関節になります。

この繋いでいる筋肉(腱)を覆っているのが筋膜で、

繰り返しになりますが流れが悪いと伸び縮みしませんね。

そうすると表裏の筋肉がアンバランスになるため、不良姿勢になります。

不良姿勢になれば動作にも影響してきてしまい、その動作を頭で普通だと覚えてきます。

で、しばらくしてから痛みが出たり体型が崩れたりしてくるのです。

逆に言えば、この流れを良くすることで根本的な歪みの解消のスタートができるわけです。

筋膜の流れとは

様々な流れがありますが、今日紹介するのはバックライン(SBL)を紹介します。

SBLは身体の後ろを流れており、主な繋がりは

・ 足底

・ ふくらはぎ

・ もも裏

・ 腰

・ 背中

・ 首

・ 後頭部

・ おでこ

この順番に流れています。

よくあるのは、腰をかがめると痛い人が、足の裏をほぐすと腰が治るということがあります。

これは一概に言えませんが、根本の筋膜の流れを良くした結果とも捉えられます。

もちろんこんな単純ではないケースも多いのですが、ここで言えるのは

やはり根本的な部分を無視してしまうと良くならないどころか、

逆に悪化させてしまうケースもあるのです。

そうならないためにも、こういうことを知っておくことも大切だと常々感じています。