四十肩は解消できるのか?②
こんにちは。SPTの小野寺です。
今回は昨日の続き、というより昨日の内容を詳しく書いて行きます。
おさらいすると、肩を上に挙げていく事が困難になり、
肩周りあるいは上腕に痛みが走る状態。
まず安静の状態がこれ。
腕をだらんとした状態から、30°付近で痛みが出るというのは
このような状態です。
青く塗られているところは【前鋸筋】という筋肉で、
この30°付近辺りから大きく力を発揮してくる筋肉です。
この前鋸筋は、肋骨から肩甲骨まで付いている筋肉ですので、
肩甲骨周りのストレッチや、大きな深呼吸は毎日行うと緩んできて痛みが緩和します。
ちなみに、この30°より手前で痛む場合は、前腕や手のひらをよくほぐしてみてください。
何もしないでも痛む場合は、整形外科的な問題がある可能性が高く、
整形外科での診断をオススメします。
※どちらにしても、必ず受診はしておいてください。
では、30°も平気で90°付近まで行けるが、そこから頭上にあげるのは無理という方。
この場合は、90°までの肩甲骨の上方回旋という動きに加えて、
挙上という動作も絡んできます。
どんな動きかというと、
安静の状態から、
肩がすくむような姿勢です。
このすくむ動作は、肩甲骨にプラスして、肩や首の筋肉も重要になってきます。
日常から首が前に行きやすくなっている可能性が高いので、
少し首を後ろに引きながら生活してみるといいでしょう。
このように、痛みがどの局面でどこにどのように痛みが出るのかでも対処が変わってきます。
そして1番大切なのは、ほぐして終わらず痛みの出ない体を作るために、
運動を含めたライフスタイルの改善から取り組む必要があります。
だって、ほぐすだけだと同じ姿勢したら戻っちゃうでしょ?
実際SPTでもほぐすだけのような施術をした方が、
ウケもいいし多分その時は繁盛します(笑)
けど、お客様の痛みの根本を取るためには、
それだけじゃダメな事は普通に勉強してればわかります。
だから、トレーニングとピラティスを入れている理由があります。