慢性的な肩の痛みは正しいトレーニングをしましょう

こんにちは。パーソナルトレーニングSPTの小野寺です。

今回は肩の痛みについてお話しします。

肩の痛みと言うと、四十肩や五十肩と一般的に言われます。

正式な名前は、

「肩関節周囲炎」

と言います。

肩関節の周りが炎症してますよーって事です。

肩関節周辺の関節が炎症していると言う事は、肩関節を過度に動かし過ぎて、その周辺の関節が上手く動いていないケースが多くあります。

今日はよくあるケースをお伝えしたいと思います。

猫背でバンザイすると肩の負担が大きい

一度試してもらいたいのですが、

・背筋をピッとしてバンザイする

のと

・猫背にしてバンザイする

2つの動きをしてみて、どちらがバンザイしやすいか試してみてください。

おそらくですが、猫背にした方がやりずらいですよね。

水泳のノビもそうですが、基本的に姿勢をピッとさせています。

フィギュアスケートのダンスで腕を上に上げるときも、背筋がピッとしていますよね。

人間がバンザイする時は、

「肩甲上腕リズム」

と言って、肩甲骨と上腕骨(腕)の動きが大切になってきます。

先ほどバンザイをして頂いた動きは、腕を180°挙げた状態でしたが、実際は

・上腕関節 120°

・肩甲骨 60°

というリズムが正しい動き方になります。

これが挙げて痛みが出る人は、このリズムが崩れており、中でも肩甲骨の動きが悪くなっている方が多くみられます。

先ほど猫背にしてバンザイをした時にやりづらさを感じた人は多かったと思いますが、

肩甲骨は肋骨に繋がっており、その肋骨は背骨と繋がっているために、結果として背骨の位置と肩の動きは密接に関係するのです。

肩が痛い人は、まず背筋を伸ばしてみよう

簡単な方法として、まずは背筋を伸ばしてみましょう。

案外これだけでも良くなるケースが多いのですが、ここで背筋の伸ばし方を紹介します。

・椅子に浅く腰をかける

・軽く顎を引き、脳天が天井に釣られていくように伸びていきます。

・この時、必ずお腹(みぞおち)を凹まして行います

是非この状態で深呼吸をすると、血液がバーッと流れてきますので、是非実践してみて下さい。