一粒で二度美味しい
こんにちは。SPTの小野寺です。
今回は【トレーニングの効果】についてお話したいと思います。
よくトレーニングをしていると、目指している特定の部位ではなく、違うところが効いてしまうという事があります。
このケースは2つあり、
1、そもそもフォームが良くない
2、協働筋や固定筋を強く感じる
という原因が考えられます。
まず1に関してはよくある事で、例えばスクワットをする時にお尻に効かせたいとしましょう。
お尻に効かせたい時は股関節の伸展といい、お尻を後ろに引いてしゃがみ、元に戻して帰ってくる動きが大切になってきます。
よく見られるのはその逆の動きをするため、そういう方にはフォームをキチンと修正するようにします。
もう一つあるケースは2で、フォームを修正しても効いてる箇所が目的と違うケースです。
実はスクワットのような複合的に関節を動かす動作は、使う筋肉が非常に多くなるのです。
スクワットの主働筋は大腿四頭筋(あるいは大臀筋)でありますが、腹筋に効くという人もいます。
このパターンの人には、特にフォームの修正をすることも無く、そのまま実践して頑張ってもらっています。
トレーニングをする時というのは、主に3つの筋肉の動きがあります。
・主働筋=メインで働く筋肉
・協働筋=主働筋のサポートで一緒に働く筋肉
・固定筋=主働筋と協働筋が働きやすくするために働く筋肉
これで言えばスクワットは、
主働筋=大腿四頭筋、大臀筋
協働筋=腓腹筋、ヒラメ筋など
固定筋=腹筋群、脊柱起立筋群など
となり、人によって敏感になる部位が違うため、フォームが良ければそのまま実践して問題がありません。
ただ目的部位に効いている意識がある方が効果も高いため、できるだけ主働筋を意識する必要はあります。
トレーニングはこのような、複合関節運動をすると色々な部位に効くため
【一粒で二度美味しい】
ような効果が得られるのです。