腰痛で一番気をつける事
こんにちは。SPTの小野寺です。
今回は腰痛についてです。
腰痛は色々ありますが、大きく分けて2つあり、
・急性期の腰痛
・慢性腰痛
があり、急性期は基本安静で、場合によっては医療機関へGoです。
適切な処置をとれば慢性化は防げますが、どうしても不調が残ったり、ぎっくり腰を定期的に繰り返す人が多くいます。
それには学校教育で教えてくれない(今はどうなんだろ?)身体の動かし方がポイントになるのです。
動く関節動かない関節を覚えよう
さぁ、ワークです。
腰の近くの関節で、この2つを覚えておいて下さい。
・股関節→よく動いてほしい関節
・仙腸関節(骨盤って覚えておきましょう)と腰椎→動かないでほしい関節
細かく細分化すると、
股関節の動きは6方向あり、
・屈曲 45°
・伸展 10°
・外転 45°
・内転 20°(外転から戻す動き)
・外旋 45°
・内旋 45°
とされて色んな方向にたくさん動くのに対して、仙腸関節(骨盤)は、
【3ミリ〜5ミリ】しか動かないのであります。
3ミリとかだと、角度で計れないような動きですよね。
だから、この仙腸関節と腰椎の動きはほぼイコールになり、腰椎の動きは1椎5°とされています。(腰椎というより背骨)
と言う事は、股関節の動きが悪い人は、動いてほしくない仙腸関節の動きが過激になり、仙腸関節と腰椎はほぼイコールだから腰を過激に使う事になります。
そりゃ過激に動かしていれば、痛めるわなという話になるのです。
ここで情報を間違ってしまって怖いのは、
【腰を痛めるのは背筋が弱いからだ!】
という情報を鵜呑みにしてしまうこと。
もちろんそういうケースもありますが、股関節が本当は原因なのに、背筋を鍛える運動をしてしまうと、もう腰からしたら
【助けて下さい!】って世界の中心で叫んでいるような感覚のはずです。
大切なのは、トレーナー以外にも皆様自身が身体に対しても大まかな正しい知識を得て、
それを実践し続ける事が大切になります。