筋肉をつけるより前にする事

こんにちは。SPTの小野寺です。

今回は筋肉をつける前に必ずすべき事というテーマでお話しします。

私は日頃TVを観ないため、かなり昔の番組で(確か笑っていいともだったような…)タレントの武井壮さんが

『誰でも運動神経は良くなれる』

というように言っていたのをふと電車の中で思い出し、今日のテーマにしちゃいました。

かなり昔に観たため、これから伝えるワードが違っていて、私なりの言葉に変わっているかもしれませんのでご了承を。

まずお題がスポーツを上手くなるにはだったと思うのですが、その時武井壮さんは、

『スポーツを上手くなるには、技術練習の反復練習はあまり意味がない』

という様に言っていました。

続けて、

『何故なら、その反復練習によって、1つの動作、あるいは1つのスポーツは上手くなる。だけど、他の動作、あるいは他のスポーツは下手のままなんです』

更に続けて、

『そうなると、例えば自分がスランプに陥った時に、練習方法が反復練習しかしらないとどうなるか。悪い状態で反復練習をするしかなくなる。そうなると、悪い状態で反復練習をするから抜け出せなくなる』

この考え方は、私は同意見ですし、トレーナーとしてお客様に指導する時も、とても意識している事です。

すでに私とセッションをして下さっているお客様はわかると思いますが、私は必ずしも同じメニューを反復するわけではありません。

もちろん、基本は同じメニューをしばらく続ける事にしていますが、体調や身体の動き方がおかしいと思った時にはガンガンメニューを変えていきます。

そうしないと、以前を良かった状態とした時に、今回の悪い状態と同じメニューでこなすと、気づかないうちにおかしな動きを反復する事になります。

それを行うと一般的なトレーニングの場合は、効果が薄れるだけでなく怪我の恐れまで出てきてしまいます。

話しを武井壮さんに戻すと、その後に結論として、

『スポーツを始める前に、身体を自分が思ったように動かせるようにしておく訓練をしておくと、どんなスポーツにも対応できます』

この

『身体を自分が思ったように動かせる能力』

はまさにSPTで行っているトレーニング内容です。

この自分が思ったように動かせる能力は、

・運動神経の向上

・運動効率がアップ

・怪我の予防

が見込めるため、結果として

・ダイエット

・シェイプアップ

・肩や腰などの関節の痛みの緩和

に繋がってきます。

すぐに筋肉を大きくする様な運動をした方が効果的そうですが、現段階でわかっている理論での物事の順序で言えば、

『身体を自分の思ったように動かせる能力』

をつけることが先になります。

それが遠回りのようで、一番の近道です。