足の裏で立てていますか?
こんにちは。SPTの小野寺です。
今回は足裏の重要性についてお話しします。
人体には206個の骨で構成されていますが、そのうち足の裏(くるぶしから下)には片足で26個、両足合わせて52個で構成されています。
206個あるうちの52個が足の裏という面積の小さな所に1/4もあるわけですから、それだけ繋いでいる靭帯や関節は多いという事になり、結果、細かい筋肉も多くあります。
ここでとても大切なのは、足の裏の筋肉の弱化によって、本来あるべき姿で立てなくなってしまうという事です。
足の裏の筋肉は、踵から膝裏についているふくらはぎの筋肉のように大きな筋肉もあれば、
虫様筋と言って、指を曲げるための小さい筋肉もあり様々です。
例えば、指を曲げるための筋肉が弱化している事に気付かず、スクワットがいいからと言って何となく始めた時の注意点は何か?
一言で言えばフォームの崩れです。
スクワット中の足裏の役割は『安定』させることであり、いかにどっしりしていられるかがポイントになります。
では指を曲げる力が弱るとどうなるか?
地面を掴む力がないため、重心が安定しませんよね。
土台の足裏が安定しないという事は、その上の膝や腰もフラフラしているという事です。
スクワットのフォームで気にされるのが、膝が前に出ないように、状態が倒れすぎないようにとされますが、
そこを気にするのはもちろん、プラス足全体で地面を踏むことから始めるとより効果的で安全なのであります。
これはスクワットだけではなく、私生活で立っている時でも同じです。
電車で立っている時に、足の裏全体で立つ意識だけでも、かなり全身の筋肉を使えるようになります。
私生活からでも、こうやって筋トレは出来るのです。