肩甲骨の寄せ過ぎ注意
こんにちは。SPTの小野寺です。
今回は肩甲骨についてです。
タイトルにもある通り、肩甲骨はあまり寄せちゃダメです。
もう一度、口酸っぱくお伝えすると、
【肩甲骨はあまり寄せちゃダメです】
この言葉だけで今日は終わりでもいいくらい、大切な事です。
この後その理由を書いていきますが、難しくて理解できない場合は
【肩甲骨はあまり寄せちゃダメ】
これだけ覚えておいて下さい(笑)
肩甲骨の動きを理解しよう
動きの解説の前に、何故こんな寄せる事をダメと言うのかと。
それは、世の中が肩甲骨を寄せろ寄せろと言う風習にあるからです。
以前、スポーツクラブでパーソナルを行っていた時には
【ヨガの先生から肩甲骨を寄せろと言われた】
というお客様がいらっしゃいました。
結果、寄せ続けた結果なのかはわかりませんが、それによって反り腰とフォワードヘッド(頭部が前方へ)が強く出ていました。
では、肩甲骨の動きは全部で6種類あります。
① 内転
② 外転
③ 挙上
④ 下制
⑤ 上方回旋
⑥ 下方回旋
この内、肩甲骨を寄せる動きは①の内転が街灯します。
この内転の動きは、20°ほどの可動域と言われており、センチだと15センチほど内転すると言われています。
当然、人間その動作を意識しすぎると、身体も緊張してくるため正しい動き(正しい内転)が出来なくなります。
こうなると【代償動作】と言って、他の関節を動かして姿勢をかばう動きをしがちになります。
肩甲骨内転の機能不全による代償動作で多いのは、
・腹部前方(反り腰)
・頭部前方(猫背)
が起こりやすくなり、腰痛や頭痛を起こしやすくなります。
そうならないためには、まず正しい基本姿勢の位置を知ることと、キチンとエクササイズを行う事。
具体的な部位としては、
・腰と頚椎の張りの緩和
・腹筋群と肩甲骨外転筋、胸椎伸展の強化
する事が大切になってきます。
その他にも、代償として骨盤や股関節まわりにも影響が出るため、繰り返しますが
肩甲骨をよせるのがいいという概念は捨てましょう!