四十肩の解消

こんにちは。SPTの小野寺です。

今回は四十肩についてです。

一般的に四十肩と言われていますが、正式には肩関節周囲炎とされています。

この症状はバンザイの動きなどで痛みが出る事が多く、日常生活だと、

・服を脱ぐ

・洗濯物を干す、取り込む

・食器棚の上の物を取る

などがあります。

それ以外にも、投げる、取るなどのスポーツで使う動作でも肩を使うため、肩関節に炎症があると痛みが走りやすくなります。

痛みが出たらどうするのか?

あるいは出る前にどのように予防する必要があるのか?

それらを知る前に、まず肩関節のしくみを理解しましょう。

肩関節の種類

主に5種類ある肩関節を紹介します。
※文献では3種類ともなっている

・肩甲上腕関節

・第二肩関節

・胸鎖関節

・肩甲胸郭関節

・肩鎖関節

とありますが、ここでは一番上の肩甲上腕関節にフォーカスしていきます。

と言うのも、多くの方が肩甲上腕関節に問題がある方が多いからです。

肩甲上腕関節とは?

肩甲上腕関節は名前の通りで、肩甲骨と上腕骨を繋ぐ関節になっています。

ここの関節に無理が生じた結果が、痛みが走るケースが多くあります。

で、この肩甲上腕関節に痛みが出るケースが冒頭でお話ししたバンザイの動きです。

このバンザイを行う際に、関節はおおまかにこのような順序で動きます。

・腕が身体の真横にした所を0°にして、そのまま30°まで横に上げた時は上腕骨が動いている
(肩甲骨はほぼ動いていない)

・30°〜90°までは、上腕骨が2、肩甲骨1の割合で動いている

・90〜は、その割合が逆転、文献によっては1:1ともされています。

要するに、

・バンザイの初動作で痛みが出る人は、上腕あるいは前腕に問題がある。

・90°までで痛みが出る人は、上腕骨の原因である確率が高い

・90°以上で痛みが出る人は、肩甲骨の原因の確率が高い

なので、初動作で痛みが出るのに肩甲骨をほぐしても意味はなく、

90以上で痛みが出るのに前腕をほぐしても意味がないわけです。

痛みで悩んでいる方、是非参考にして下さい。