腹筋が大切な理由の続き
こんにちは。SPTの小野寺です。
今回は前回の続きで、腹筋についてです。
前回も腹筋が弱いと、呼吸や姿勢、身体の使い方に影響が出る事がわかりました。
結局は、呼吸が浅ければ姿勢も悪くなるし、姿勢が悪ければ身体の使い方も悪くなるので、繋がっているのですね。
今回はまだまだある腹筋について伝えていきます。
④ 内科的疾患のリスク
人間には心臓という、生命維持に欠かせない臓器があります。
心臓から血液が毛細血管へ送られ、毛細血管から心臓に戻されます。
なので、この血液循環が悪いと、血管に血栓が溜まりやすく血管系の疾患のリスクも上がります。
この場合も、腹筋群が上手く働かないと、腹部大動脈という非常に大きな血管からの流れが悪くなるためから、腹筋群の力が必要と言うことです。
⑤ 下半身の動きの向上
腹筋が強ければ、下半身の強化にも繋がります。
理由としては、腹筋は骨盤帯に付着しており、大腿部の筋肉との連結も非常に関わりが多くあります。
脚を痩せたい、あるいは下半身を強化したいからと言ってスクワットばかりやらずに、腹筋群もよく行う事が大切になります。
⑥ スイング系のスポーツに効果的
最後に、ゴルフやテニスなどのスポーツに効果的と言うことです。
腹筋群には捻る力で作用する外腹斜筋という筋肉があり、その筋肉が弱いと体幹で捻れなくなります。
この外腹斜筋以外にも、横隔膜や腹横筋と言った安定性が必要な筋肉が弱くても、
コアからラケット、あるいはクラブに力を伝えることが困難になるためです。
最近ではスポーツ選手もだいぶ体幹のトレーニングに力を入れてきましたが、一般の方にも伝わってほしいと思います。