筋膜リリースで注意すること
こんにちは。SPTの小野寺です。
今回は筋肉をほぐす時の注意点です。
最近では、ストレッチポールやグリッドフォームローラーなど、筋肉をほぐす道具が通販や百貨店などで売られています。
それ一つあれば自宅でラクラクできることから、とても人気がありよく売れているそうです。
※どのくらいかはわかりませんが。
しかし、手軽なものほどリスクもあるため、とても注意が必要にもなるのであります。
今日はそのあたりを手短に解説できたらと思います。
一番怖いのは神経圧迫
皮膚の裏側には筋肉だけでなく、リンパ管や神経なども存在しています。
よくストレッチポールなどをふくらはぎに乗せてほぐすエクササイズがありますが、ふくらはぎの近くには
【腓骨神経】や【脛骨神経】などが通っており、その神経を圧迫してしまう可能性があります。
ここを圧迫してしまうと、足の痺れが出てきたり、坐骨神経にも繋がっているために坐骨神経痛を起こすリスクもあります。
ですので、必ずそこを圧迫しないように行うことが大切になります。
正しいふくらはぎのほぐし方
ふくらはぎの中でも一番大きく表面にあるのが【腓腹筋】と言われる筋肉で、よくこむら返り(肉離れ)を起こしやすい箇所です。
腓腹筋のつき方を理解すれば、神経を圧迫せずにほぐす事ができます。
腓腹筋は、内側の膝上(大腿骨)と外側の膝上から、アキレス腱を構成しかかとに付着します。
ここで大切なのは、筋肉は内側と外側にある事と、大きな神経はその【真ん中】を通っているのです。
ですので、神経を圧迫しないためには、必ず真ん中を避け、内側と外側にわけてほぐす必要があります。
もちろん人間丈夫に出来ているから、少し圧迫したくらいではすぐ影響は出ませんが、
出来るだけ安全にほぐすにはこのような知識を是非参考にしてみてください。