トレーニング普遍の原則③

こんにちは。SPTの小野寺です。

今回はトレーニング原則の3回目です。

これまでは、

【全面性の原則】

【意識性の原則】

をお伝えしてきました。

例外を除いて、身体の部位を全体的に鍛え、部位や動きを意識的に動かす事が効果的という事です。

このような原則は全部で5つありますので、今日で半分になります。

漸進(ぜんしん)性の原則とは

漸進性とは、一言で言えば負荷は徐々にあげていきましょうねという事になります。

以前お伝えした、過負荷の原理に近いところがありますね。

一定の体力レベルに達すると、今まで行っていたトレーニングレベルでは身体に刺激が与えられなくなります。

そのまま行っていると、トレーニング効果というのも薄れていくため、伸び悩みが起きやすくなります。

この症状をプラトー(停滞期)と言います。

プラトーでよく見かけるのは、スポーツクラブなどで長らく運動をしている方に見受けられます。

長年通っていると、ご自身の運動パターンが決まっていて、このマシンはこの重さでこの回数、何セットやるといった感じです。

ここで目的として【維持】するだけであればそれで十分ですが、もう少し効果を出したいという思いがあれば、少しずつ負荷ややり方を変えるべきです。

人間不思議なもので、維持をする気持ちでいるとドンドン退化していってしまいます。

人間の身体は20歳前後で肉体のピークを迎えるとされており、(本当か〜?)その後緩やかに行動体力は落ちてくると言われています。

なので、自分の体力レベルに合わせたトレーニングというのはしなくてはならず、

ずっと同じ強度や同じ内容のトレーニングというのは、緩やかに退化に向かっていっていると思ってもいいと思います。

もちろん、何もやってない人に比べれば退化するスピードは圧倒的緩やかではあります。

この例外としては、怪我などをした場合はトレーニングレベルを落とす事が必要になります。

また、瞬発力などはどうしても年齢と共に落ちやすくなるため、挙上重量やセット方法などを変える必要も出てくるので、このような時は強度を下げましょう。

ただ基本は漸進性、トレーニングは徐々に上げていく事をお忘れなく。